前回、姿勢の要である骨盤についてお伝えしましたが、
同じく上半身の姿勢も整えてあげる必要があります。
二足直立と歩行をするために全身のバランスもそれに従って変化しています。
これを人間は無意識のうちに骨盤の傾きで調整しています。
骨盤が傾く理由は上半身の姿勢不良の影響もあるので、姿勢を正すには上半身と下半身同時にアプローチする必要があります。
上半身の姿勢が崩れている多くの人が巻き肩といわれる状態になっています。
巻き肩とは両肩が前のほうに向かって内側に傾いている状態です。
PCやスマホを操作することが多くなり肩が前に出ていることが多いかとおもいます。
これは肩がねじれている状態です。この状態でいると…
①本来の位置より腕がねじれ肩が巻くことで隠れていたお肉が露出してしまうため 二の腕がたるんでしまいます。
②胸の筋肉が緊張し縮こまってしまい前重心になることでバストトップも下がります。
③頭部が前に出ることで顔がうつむくため下方向に全て引っ張られ、
二重あご、ほうれい線くっきり、クマがはっきりとなり老け顔の要因にもなります。
さらにはこの巻き肩が癖になると肩甲骨が前に傾き胸を圧迫することで呼吸がしづらくなるといわれています。
呼吸がしづらく酸素を取り込みにくくなるため、不安な気持ちになるとも言われています。
また、姿勢が悪いと血流が悪くなることで肩こりや片頭痛の原因になったり、耳鳴り目がかすむなど様々な症状を引き起こします。
見た目が悪くなるばかりでなく、メンタルや体調にも影響が出るのです。
巻き肩の原因は普段の姿勢によるものが大きいです。この巻き肩姿勢を長時間とり続けていることが直接の原因です。
・パソコン姿勢(キーボードを打つために、ワキを締めて指先だけを動かす姿勢。頭は画面を凝視し続ける)
・スマホ姿勢(スマートフォンをのぞきこみ続ける姿勢)
・座り姿勢の悪さ(椅子に浅く腰掛けお尻が前に流れている姿勢)
・腕や足を組む
などです。
すでに姿勢が崩れてしまっている人にとっては意識して姿勢を良くしましょうと言っても、すぐに元に戻ってしまい、難しいものです。ストレッチで硬くなった筋肉をほぐす、衰えてしまった筋肉をもとに戻すことが必要なります。
姿勢の改善なくして美しいプロポーションは作れません。単に体重を減らすことは可能かもしれませんが、少し細くなっただけで気になる部分は変化しないといったような声をよく聞きます。正しいアプローチでダイエットすることが重要なのです。
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